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日本政府は、ミクロネシア連邦における保健・医療体制の強化と電力供給安定化を支援するため、総額で7億円の無償資金協力を実施する。

保健・医療体制の強化への支援は、『保健・医療体制の強化のための支援(経済社会開発計画)』として、4億円の供与が実施される。ミクロネシアは4つの州(コスラエ州、ポンペイ州、チューク州、ヤップ州)で構成される連邦国家であり、その医療体制は脆弱で各州の州立病院でさえも十分な機材が整備されておらず限られた機材・人員で対応しているため、地方や離島への巡回診療に活用可能な医療コンテナや医療回診車等の保健・医療関連機材を供与する。

電力供給安定化の支援は、『電力供給安定化のための支援(経済社会開発計画)』として、3億円の供与が実施される。ミクロネシアは、海外市場から遠く離れた広大な海域に、国土が散在しており、その特有の狭小性、隔絶性、遠隔性から国際的な原油価格変動の影響を受けやすい上に輸送コストも上乗せされ、恒常的に燃料価格が高価となっているため、ミクロネシア政府に対して発電用の燃油の供与を通じ、同国の電力の供給の安定化を図る。

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