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在東京タイ王国大使館は、シントン・ラーピセートパン大使が東京都の恩賜上野動物園を10月27日に訪問し、福田豊園長と懇談するとともにタイの象の視察を実施した。

シントン大使は、東京都恩賜上野動物園を訪問する機会をいかして、タイ象のウタイ(メス)とアルン(オス)に会うと共に、上野動物園がタイの象を大切に飼育していることに感謝の気持ちを表した。なお、10月31日はアルンの誕生日で今年満1歳になり、アルンはタイ象のアティットとウタイの子どもで、上野動物園で生まれている。大使館はアルンの誕生日のお祝いとして、バナナとリンゴをプレゼントした。

また、大使は、2007年に日タイ修好120周年記念として寄贈したサーラータイ(タイの東屋)を視察し、動物園がサーラータイの修繕を行ったことについて礼を伝えた。また、来年2022年は日タイ修好135周年であり、タイのチェンライ県で製作される象の像を上野動物園に寄贈、展示することについて福田園長に相談した。なお、象の像にはタイの芸術家が模様を描いており、上野動物園に展示して訪れる来園者の目に触れ、タイについて知ってもらうきっかけになることを願っているとしている。

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