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ベトナムのグエン・タン・ズン首相は、20日に実施された国会において、今年のGDP(国内総生産)の伸び率の見込みが、当初想定の6.5%を上回る見込みであり、2016年における目標を6.7%に設定する予定であることを発表した。
グエン首相の発表によると、今年の伸び率は2010年以来の高水準となる見込みであり、2016年から2020年におけるGDP伸び率の目標も、6.5%-7.0%に設定することとなった。また、来年のインフレ率に関しては5%以下とする予定である。
ベトナムの近隣諸国では、人件費の高騰・国内製造業の不振・通貨安などの理由により成長が鈍化している国もあるが、ベトナムにおいては好調な輸出産業と外国からの積極的な投資受け入れにより、堅実な成長を維持している。今後の経済成長の見通しも、TPPへの参加が決定しており、また今後増え続けるエネルギー需要に対しても、原子力発電所建設などの対応策を事前に策定していることなどの理由により、堅実な成長は続くとみられている。
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