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合成繊維・合成樹脂の化学製品の製造および販売などを手掛ける東レ株式会社と東レ・カーボンマジック株式会社は、タイのチョンブリ県シラチャのSahaグループ工業団地内に設立した新工場が稼働する事に伴い、開所式を開催したことを発表した。

炭素繊維複合材料の需要は世界的に増加しており、従来のプレミアムカーや二輪バイクのみならず航空機・列車・車椅子・義足などの新規分野でも設計・試作・量産依頼が急増していた。そのため、東レグループではこの需要に対応するため、タイにおける生産拠点の増強を実施することを2014年5月に決定・発表していた。この新工場では、敷地内に成形から塗装までの一貫量産工場を新設したため、タイにおける生産能力が大幅に引き上げられた。

開催された開所式には、元首相のスラユット・チュラーノン氏や、在タイ日本国大使館や炭素繊維の関係者などが多数参加しており、合計で約180名が出席することとなった。東レグループは、今後も炭素繊維複合材料事業の拡大を通じて、持続可能な社会の実現に貢献していく方針であることを表明している。