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ディスプレイ用ガラスや電子部品用ガラスなどの製造および販売を手掛ける日本電気硝子は、マレーシアの工場で医療用管ガラスの生産設備を増強することを発表した。
世界的な医薬品管ガラス市場は、中国をはじめとする新興国において医療水準が高まるとともに、様々な種類の医薬品に対応可能な化学的耐久性に優れた高品質なガラス製品への需要が高まっている。そのため日本電気硝子では、これらの需要に対応するために、マレーシア子会社のNippon Electric Glass(Malaysia)Sdn.Bhd.において、新たな溶融・成形プロセス技術を導入した設備を増強するために約20億円の設備投資を行い、生産能力を増強することを決定した。
この生産能力の増強により、薬液などを入れるアンプルやバイアルなどの医薬品容器やプレフィルドシリンジ(薬剤充填済み注射器)などの医薬品管ガラスの生産能力が大幅に増強され、日本電気硝子グループ全体における管ガラスの生産力が従来比で約25%程度上昇する見込みである。
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