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東芝と三菱電機の合弁企業である東芝三菱電機産業システム株式会社(TMEIC)は、グローバルでの販売・エンジニアリング・サービス体制などを強化することなどを目的として、東南アジアで3番目の拠点としてタイ法人を設立したことを発表した。

TMEICでは、製造拠点を北米・インド・中国などにグローバル展開しており、この拠点では産業用モーターや太陽光向けパワーコンディショナーなどのパワーエレクトロニクス製品の製造を行っている。これらの製品は東南アジアに向けて出荷していることが多く、出荷された製品が現地で環境負荷の低減に役立っていた。

従来から多数の製品を出荷していたタイでは、日射量が多いため、今後は太陽光発電の需要も多く見込まれていた。また、日系企業の進出が進んでおり、太陽光発電に関連する高効率パワーエレクトロニクス製品やモーター駆動用の高効率ドライブ装置の需要が堅実に伸びるとみられていることからも、タイの循環社会の構築に貢献していくことなどを目的として、TMEICはタイのバンコクに現地会社を設立することを決定した。

東芝三菱電機産業システムは、今後もフィリピン・ベトナムなどの東南アジア各地域において、それぞれの需要に見合った事業体制を逐次強化していき、2017年にはTMEICアジア社の売上高を1億米ドル以上とすることを計画している。

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