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日本産高級イチゴ(3,700円)がラオスで販売されたところ、大変好評となり2日間で初回入荷分が完売することとなった。この取り組みは、TPP合意により日本の農作物を海外に輸出することを促進することなどを目的として、赤坂綜合事務所のラオス法人であるLao JAPAN Marketing Sole Co.,ltdが国分株式会社と共同で実施した取り組みである。

イチゴは冷凍冷蔵の配送が必須となることなどから、果物の中でも配送が最も難しく日本から離れた国への輸出は困難であるとされている。現在の日本産イチゴの輸出先は中国、香港、台湾で約9割を占めている。特にラオスでは交通インフラが適切に整備されていないこともあり、日本産の苺を販売するには非常に難易度が高い国となっている。
一方で、TPP合意により日本の高級な農作物を海外へ輸出する必要が出ていることもあり、このラオスで日本産の苺の販売が可能となれば、他のASEANへの販売も可能と判断出来ることから、今回の取り組みが実施されることとなった。

今回販売された苺は、博多あまおう(福岡県産)・とちおとめ(栃木県産)・さがほのか(佐賀県産)の3種類となり、ラオスの首都ビエンチャンに位置する高級スーパー「Rimping Supermarket」で12月12日に販売された。販売された苺は、来店した中間層や富裕層を中心として1パック250,000 KIP(日本円換算 3,700円)で販売されていたが、2日間で初回入荷分は完売することとなった。

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