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日本政府は、フィリピンの小学生の学習環境・労務環境などを改善し適切な学習環境を確保させることを目的とした支援プロジェクトを実施していたが、この支援が完成した事に伴い引き渡し式典を開催したことを、在フィリピン日本大使館は発表した。
フィリピンのパタドン小学校では、武力衝突の影響を受けたマギンダナオ州及びコタバト州からの国内難民を受け入れたため、生徒が大幅に増加し深刻な教室不足に陥っていた。そのため日本政府では、小学生の学習環境・労務環境などを改善することを目的とした「パタドン小学校教室整備計画」(供与額:92,785米ドル)を実施することを昨年の3月24日に決定していた。この支援では、2校舎4教室を建設したため、生徒591名及び教員18名の学習環境が大幅に改善されることとなった。
日本政府は、フィリピンのミンダナオ地域における和平を支援するため、J-BIRD (Japan-Bangsamoro Initiative for Reconstruction and Development)と称した草の根・人間の安全保障無償資金協力などの経済協力プロジェクトをこの地域に対して実施している。今回の支援もJ-BIRDの一環として実施されており、日本政府は今後もこのプロジェクトを継続していく方針である。
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