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日本の総合商社である三井物産株式会社は、アメリカ最大手の透析事業会社とマレーシア政府系投資ファンドと共同で、アジア地域における透析事業へ参入する事を発表した。
アジア地域では経済発展が進むとともにライフスタイルの欧米化が進み、高血圧や糖尿病などの生活習慣病になる人が増加している。この地域の人口は今後も堅実に増加するとみられているため、生活習慣病となる人も増加し、透析治療を必要とする末期腎不全患者が増加の一途を辿るとみられている。しかしながら、この地域では透析クリニックが足りておらず、多くの透析クリニックが必要とされていた。そのため三井物産では、これらのニーズに応えるために、透析事業へ参入する事を決定した。
三井物産が提携するのは、米国最大手の透析事業会社のダビータ社(DaVita Healthcare Partners)とマレーシア政府系投資ファンドのカザナ社(Khazanah Nasional Berhad)となる。三井物産は、ダビータ社の傘下でシンガポールのダビータ・ケア社(DaVita Care Pte. Ltd.) の株式20%を取得する。三井物産は、ダビータ社が米国で培った高品質な医療サービスをアジアで提供する事に協力し、既に自社が出資しているアジア最大の民間病院グループであるIHH社などとの協力の元で、この地域での予防から予後に亘る幅広い医療サービス基盤の構築を目指していく。
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