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日本の総合商社である住友商事株式会社は、マレーシアに設立した合弁会社「サクラ・フェロアロイズ(Sakura Ferroalloys Sdn. Bhd.)」が、マンガン系合金鉄の生産を開始した事を発表した。

住友商事では、今後のアジア地域においては、経済成長と共にマンガン系合金鉄の需要が高まると考えているために、マレーシアにおけるマンガン系合金鉄製造販売事業会社へ出資する事を2013年10月に決定していた。住友商事が出資したサクラ・フェロアロイズ社の筆頭構成は、筆頭株主のアソマン社(Assmang Ltd)が54.36%、チャイナ・スチール社(China Steel Corporation)が19%、住友商事は26.64%となる。このサクラ・フェロアロイズ社は、製造工場向けに安定し安価な電力を供給すること事を目的として、サラワク州電力供給公社との間で電力購入契約を締結している。

サクラ・フェロアロイズ社は、2013年から工場建設に着手しており、今年の4月に1号炉が完工した事に伴い、マンガン系合金鉄の生産を開始した。7月からは2号炉からの生産開始も予定している。住友商事は、これらの事業を通じてマンガン系合金鉄の安定供給の役割を果たし、マレーシアのサラワク州における雇用創出と経済成長に貢献していく方針である事を表明している。

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