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日本政府はカンボジアのバッタンバン州バッタンバン市の上水道を拡張するための整備支援を実施していたが、この整備が完了した事に伴い竣工記念式典を開催した事を発表した。
カンボジアの地方都市の多くは十分な上下水道が整備されていないために、安全で安心な飲料水を安定的に供給する事が難しい地域も多数存在していた。特にバッタンバン州バッタンバン市においては、人口が増加している一方で水道整備が追いついておらず、施設整備が喫緊の課題となっていた。そのため日本政府は、バッタンバン州バッタンバン市における上水道の整備を支援する事を決定した。
この支援プロジェクトは無償資金協力「コンポンチャム及びバッタンバン上水道拡張計画」として、33.55億円を供与する事を2013年6月に決定していた。この整備が完了したことにより、コンポンチャム市で37,000人以上、バッタンバン市で81,000人以上に対して安全な水を安定的に供給することが可能となった。これにより、衛生環境も大幅に向上することとなった。
開催された式典には、日本政府側からは日本大使が出席し、カンボジア政府側からはフン・セン首相や副首相兼内務大臣・上級大臣兼工業手工芸大臣・地元州知事などが出席した。日本大使はスピーチにて「今回の支援により安全な水を供給する事が可能となりました。今後も日本とカンボジアは幅広く協力していき、友好関係と協力関係が深まること願います。」との旨を述べた。フン・セン首相からは「今回の上水道整備事業は地域住民の生活向上につながり、日本政府と日本の人々に心からお礼を申し上げます。」との旨の感謝の意が述べられた。
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