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日本の外務省は、マレーシアにおける2015年の犯罪受理件数は昨年度比で13%減少したが、殺人事件の発生率と強盗事件の発生率は依然として高いままであることを発表した。

マレーシア国家警察では、2014年に約12万8,500件の犯罪(薬物・知能犯罪等を除く)を受理しており、2015年の受理件数は昨年度比で13%を下回ったが、侵入・路上強盗、性犯罪の受理件数は増加している。日本と比べた場合には凶悪犯罪率は依然として高く、2014年のマレーシアでの殺人事件は510件も発生しており、事件発生率は日本に比べて約2倍となっている。また、強盗事件は17,032件が発生しており、この割合では日本に比べて約23倍となる。

外務省では、マレーシアに在留している日本人や短期滞在者が被害に合う可能性が高い代表的な犯罪に、置き引き・すり・ひったくりの三点を挙げ、路上強盗やタクシー強盗の被害に遭う人もいる事も挙げている。また、インターネットを介した振り込め詐欺やロマンス詐欺やいかさま賭博に関しても、被害に遭う人が多いことから、注意を呼び掛けている。

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