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フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ大統領は、アメリカ政府からの軍事的な依存を解消するために、ロシア政府と中国政府から武器調達を受ける事で合意している事を13日に実施した演説において発表した。武器調達に必要な資金も、両政府から借り受ける事で合意している。
ドゥテルテ大統領の演説によると、調達する武器は外国との戦争時に使用するものではなく、国内の反政府グループやテロリストなどとの戦闘に必要になる武器である。資金貸与条件は低金利であり、十分に優遇されているものであるとしている。
ドゥテルテ大統領は、アメリカ海軍との南シナ海の共同巡視活動なども停止する事を表明している。これは中国政府を刺激する事を控え、自国の軍隊を国内の麻薬組織やテロリストとの闘いに集中させるためであるとしている。フィリピン軍隊が対応する優先順位として、起こるか分からない海外の脅威よりも、現実に目に迫っている脅威の方が重要だとしている。
アメリカ政府は対中政策の一環として、多額のフィリピン政府への軍事援助を実施しており、日本・韓国・台湾・フィリピン・ベトナムを通じた中国包囲網を構築していた。しかしながら、フィリピン新政権のドゥテルテ大統領は中国寄りの姿勢を見せているために、中国包囲網が崩れかけている。
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