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日本の経済産業省の外局である特許庁は、タイ知的財産局との間で締結した協力覚書に基づき、タイの特許審査の向上を目的としてタイ知的財産局が新規採用した特許審査官を対象に「タイ特許審査実務コース」を2月17日から23日にかけて実施した事を発表した。
日本政府では、海外進出した日本企業の知的財産が適切に保護される事などを目的として、開発途上国を対象として知的財産が適切に保護されるための支援を実施している。経済成長が続くタイでは日本企業の進出が相次いでいるため、タイにおける知的財産保護の枠組みが適切に構築される事を目的として、2015年に日本の特許庁とタイの知的財産局との間で知的財産に関する協力を実施する事で合意していた。
今回実施したコースは、昨年の10月にタイ知的財産局が新規採用した特許審査官を対象とした「タイ特許審査実務コース」であった。この研修は、日本の審査結果を活用した審査方法の講義や審査実務のケーススタディーを実施し、「ユーザーフレンドリーな特許審査」という課題から研修生の理解を深めた。
日本政府では、タイ政府以外への知的財産保護の支援も実施している。カンボジア政府に対しては、2月9日から15日の日程で「カンボジアマドプロ商標審査コース」を実施し、マドプロ加盟後の審査及び業務の向上を支援するための研修を実施していた。
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