このページの所要時間: 約 0分59秒
フィリピン警察は、ロドリゴ・ドゥテルテ大統領を最も批判していたレイラ・デリマ上院議員を、麻薬取引に関与したとして24日に逮捕した。
フィリピン警察によると、デリマ議員は司法相を務めていた2010年から2015年にかけて刑務所内における麻薬の取引に関与していたとしている。デリマ議員は、司法相時代には刑務所における監督権を有していた事から、麻薬密売組織の幹部らから賄賂を受け取り麻薬取引を黙認していた罪などがあるとしている。これらの容疑に対しては、刑務所内の受刑者から証拠となる証言を得ているとしている。
フィリピン裁判所は、警察から訴えをうけて逮捕状を23日に発行してため、デリマ議員は比較的安全が保たれている上院議会の建物に逃げ込んでいた。デリマ議員は逮捕前に記者会見を開き「私は麻薬密売に関与しておらず無実である。しかしながら、自分にかけられた容疑から逃げる事はしない。」との旨を述べていた。
今回のデリマ議員の逮捕は、ドゥテルテ大統領を非難する議員・団体等からは「今回の逮捕は政治的な意図から実施されたものであり、政治的な迫害である。」との抗議の声が挙がっている。
View Comments
Previous 1 2 3 4 … 6 Next