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独立行政法人の国際協力機構(JICA)は、スリランカのごみ処分場堆積物崩落事故に対する支援を行うために派遣していたチームが、現地で予定していた支援作業を完了した事に伴い帰国した事を発表した。
日本政府は、スリランカのコロンボ・ミートタムッラごみ処分場で堆積物崩落し多大な被害が発生している事故に対して、スリランカ政府からの要請を受けてJICAを通じて緊急援助物資を供与する支援を実施する事を17日に決定していた。この決定に基づきJICAはスリランカに、外務省・環境省・JICAの専門家などにより構成されたチームを派遣していた。
派遣されたチームは、事故が発生したミートタムッラ処分場の調査等を実施し、政府関係者達からの情報収集も行い、更なる崩落事故防止のための提言を作成し、24日にシリセーナ大統領とウィクラマシンハ首相に活動結果および提言事項を報告した。提言した内容は、短期・中長期的に取るべき構造物・非構造物対策の合計11項目(安全対策・安定化措置・警報体制等)となる。大統領と首相からは、日本の支援に対する感謝の意が述べられた。その後、25日にスリランカ政府関係機関に対し最終報告書の提出・説明を行った後に、26日に帰国した。
JICAは、今後もスリランカのごみ問題解決のため、継続して支援を実施していく方針である事を表明している。
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