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ベトナム国ホーチミン市には季節が二つあります。乾期と雨期です。

乾期は12月から5月頃までで、雨期は6月から11月頃までです。先日、6ケ月ぶりにホーチミンに出かけてきました。ちょうど雨期に入ったばかりの時でしたが、毎日午後になるとザーッと1~2時間雨が降ります。午後の打合せを一つ終え次の打合せを喫茶店で待っていたところザーッと雨が降ってきました。見る見るうちに目の前の道路が冠水していきます。次の打合せまで多少余裕がありましたが、雨は一向に止む気配がありません。そこで少し雨の勢いが弱まってきた頃を見計らい、意を決してタクシーを拾うために喫茶店を出ました。あいにく傘を持っていなかったのですが、オートバイの駐車管理を行っている方が親切に傘をさしてくれました。そしてタクシーも誘導してくれましたので、ほとんど濡れずに次の打合せに出る事ができました。本当に優しいベトナムの人達に今回も大感謝です。

ホーチミンの街は心なしか自動車が増えていました。本格的なモータリゼーションは2021~2022年頃と言われていますが、この調子だと少し早まるかもしれません。自動車が増えると一番困るのが駐車場の問題です。ホーチミン市内には駐車場があまりありません。自動車が簡単に入れない道路もたくさんあります。こうした課題を一つずつ解決していく事が都市化への道のりなんでしょうね。

ちょうどセブンイレブンがホーチミンでオープンしたというお話を聞きました。どのような物が陳列されているのか興味がありましたので聞いてみましたら、お弁当のようなものが多かったとの事でした。一人暮らしの日本人の方々にとっては朗報だと思います。私も一人で2年ほどホーチミンで暮らした事がありますが、外食100%の生活は少し味気なく馴染む事ができませんでした。

雨期のホーチミンは毎日にように雨が降るのですが、雨が降った後は少し涼しく感じます。ホーチミンは年中30℃前後の気温ですが、雨季にはこのように少ししのぎやすくなります。もし雨期にホーチミンに観光で来られるのでしたら、ゴム草履をご持参されたらいかがでしょうか。雨が降ろうが、水たまりがあろうがゴム草履は強い味方になってくれると思います。そして優しい人達があちらこちらで傘をさしだしてくれると思います。地下鉄工事やマンション建設が今盛んに行われています。日々変化する街、ホーチミンの雨の中を楽しんで歩いてみたらいかがでしょうか。ゴム草履が思いのほか気持ち良いかも知れません。子供のころを想いだす方もいらっしゃるかも知れませんね。

【著者プロフィール】
三浦純一 66歳
フォーバル・ベトナムのシニアアドバイザーとして2年。主にホーチミンでの現地法人立上げ、工業団地進出支援。ベトナムでの進出支援はほとんど製造業で約7社。

サイエスト株式会社 海外進出支援サービス 「グローバル顧問」所属
http://www.globalkomon.com

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