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フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ大統領は、警察内部で麻薬販売組織等の犯罪組織と繋がっている「忍者警官(ninja cops)」への情報提供の報酬を引き上げて、3百万ペソ(約660万円)とする事を20日の演説で発表した。
ドゥテルテ大統領は、フィリピン国内から違法薬物を根絶させるための活動を積極的に進めている。違法薬物等を販売する組織では、警察などの政府組織と繋がり警察からの摘発を逃れたり、警察が押収した薬物を不正に入手し再度販売する等の犯罪行為が行われていた。また、警察側も自身の方から金銭目的等の理由により犯罪組織と積極的に癒着する事例もあり、警察が女性を誘拐して身代金等を要求する事件も発生していた。
ドゥテルテ大統領は、警察内部からこれらの不正な警官を取り除くために、薬物シンジケートなどの犯罪組織と癒着している警察官「ninja cops(忍者警察)」に、昨年の8月に2百万ペソの賞金を設定していた。しかしながら、ninja copsの摘発が着実と進まないために、この賞金の額を3百万ペソまで増額させる事を20日に発表した。この賞金引き上げの発表を行うとともに、今後も国内から違法薬物を根絶し腐敗している警察官を排除していく活動を積極的に進めていく事を強く述べた。
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