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日本の総合商社である双日株式会社は、ベトナムの食料事業大手である「ザ・パン・グループ・ジョイント・ストック・カンパニー」の株式約10%を取得するとともに、戦略的業務提携を締結した事を発表した。

双日のベトナムおける事業展開は、肥料製造・飼料製造・製粉・食品卸・惣菜製造・コンビニエンスストア運営など多岐の分野で実施している。特に食料バリューチェーンの構築を進めており、安心で安全な食品の提供を目指している。この食品事業における展開を更に強化するため、ベトナムの食料事業大手との戦略的業務提携が実施される事となった。

戦略的業務提携を行うのは、ホーチミン証券取引所に上場している食料・アグリビジネス大手のザ・パン・グループ・ジョイント・ストック・カンパニー(PAN)となり、双日はPAN社の既存発行株式数の約10%の株式を第三者割当増資引き受けにより取得する。PAN社は、最大の製菓会社を有しており、農産品・水産品等の多数の関連会社などを有している。

今回の戦略的業務提携により両社は、双日による日系技術の供与と顧客ネットワークと、PAN社の既存事業基盤や現地ネットワークを掛け合わせ、両社のベトナム事業におけるシナジー効果の最大化を図っていく。