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河野太郎外務大臣はフィリピンに訪問し、フィリピンの外務大臣、国防大臣、財務大臣、ダバオ市長、ムラド・モロ・イスラム解放戦線(MILF)議長等との会談を個別に実施した。
テオドロ・ロクシン外務大臣との外相会談では、ロクシン外相から在ダバオ日本国総領事館の開館を歓迎する旨が述べられた。河野外相からは、ミンダナオ和平に関して住民投票の結果バンサモロ基本法が批准されたことを歓迎するとともに、今後も日本政府はミンダナオ和平のプロセスの進展に呼応して支援を強化していく旨を述べた。日・フィリピン両国の安保協力に関しては、防衛装備品の移転や共同訓練等で大きく進展していることを両大臣は歓迎するとともに、日フィリピンPM協議と海洋協議を早期に再開することと、法の支配に基づく自由で開かれたインド太平洋を実現するための協力を引き続き実施していく事で合意した。
デルフィン・ネグリリョ・ロレンザーナ国防大臣との会談では、河野外相から、国防大臣の出身地でもあるミンダナオに開設された在ダバオ総領事館日本とミンダナオとの交流の拠点としていき、安全保障の分野でフィリピンとの協力が進展していることを歓迎する旨が述べられた。ロレンザーナ大臣からは、日本の支援に感謝し協力を一層進展させたい旨が述べられた。
カルロス・G・ドミンゲス財務大臣との会談では、両大臣は日フィリピン経済協力インフラ合同委員会のもとで、マニラ地下鉄の整備・首都圏鉄道(MRT)3号線の修復・南北通勤線の延伸等のドゥテルテ大統領のビルド・ビルド・ビルド政策を支えるインフラ整備計画が、日本からの円借款による支援を受けて進展していることを歓迎した。
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