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2月19日から26日までの8日間に渡り、総勢143名の学生が社会課題について議論する「JENESYS2018日ASEAN学生会議」開催されました。

本学生会議は、日本政府が推進する「対日理解促進交流プログラムJENESYS2018」の枠組みにおける事業のひとつとして実施され、ASEAN加盟国、東ティモール、そして日本の計12カ国からそれぞれ12名の代表団が参加しました(日本のみ11名)。会議では、『持続可能な世界の実現のためにアジア諸国の青年ができること』を共通テーマに掲げ、1.イノベーション(農業)、2.エネルギー、3.都市(防災とまちづくり)、4.保険(健康)、5.ジェンダー、6.雇用・保険・都市(高齢化)という、SDGs(持続可能な開発目標)から選ばれた6つのテーマに分かれ世界で共有される具体的な社会課題について議論しました。

今回の「日ASEAN学生会議」は実施運営機関である一般財団法人日本国際協力センター(JICE)と共に、NPO法人MIS(※補足1)の企画・運営協力のもと実施されました。NPO法人MISは、事前勉強会の実施、講義や視察、ワークショップの設計を行い、参加者が会議期間中の学びを生かしながら最終的な成果物を出すためのサポートをしました。

2月25日には、外務省を表敬し行動宣言を提出(※補足2)したのち、成果報告としてテーマごとにプレゼンテーションが行われました。それぞれのテーマごとにアジアにおける実際の課題やその原因などの詳細な分析が盛り込まれるとともに、それに基づいて導き出された具体的な解決策の提案がなされ、各国大使館等の来賓の方々からも高い評価をいただきました。

今回のプログラムでは、日本理解や学生同士の相互交流のみならず、SDGsに関する深い理解と実現のための具体的なアクションプランを生み出すことができ、非常に意義深いプログラムになりました。今後は、参加者によるアクションプランの実践が期待されています。

※補足1
NPO法人MISは、普段は東南アジアを中心に次世代リーダーの育成を目指して活動している学生団体
HP: http://misleaders.org/index.html

※補足2
外務省表敬の様子
https://www.mofa.go.jp/mofaj/a_o/rc/page25_001844.html

著者:NPO法人MIS 西宮豊・小見門宏

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