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日本の政策金融機関の一つである株式会社国際協力銀行(JBIC)は、日本企業のベトナム進出を支援する取り組みの一つとして、住友商事株式会社が出資するベトナム現地法人「VANPHONG」に対してプロジェクトファイナンスを実施することを発表した。
このプロジェクトは、VANPHONGがベトナム南部カインホア省バンフォン地区において、発電容量1,320MWの超臨界圧石炭火力発電所を建設・所有・操業し、25年間に亘りベトナム国営電力公社に対して売電するものである。また、このプロジェクトは日越首脳共同声明で両国のエネルギー分野における協力強化のための具体的施策の一つとして位置付けられているものである。
JBICはVANPHONGとの間で、バンフォン1石炭火力発電事業を対象として、融資金額約1,199百万米ドルを限度とするプロジェクトファイナンスによる貸付契約を締結した。この融資は、日本の三井住友銀行・三菱UFJ銀行・みずほ銀行・三井住友信託銀行と、シンガポールや中華人民共和国の金融機関との協調融資となり、協調融資総額は約1,998百万米ドルとなる。なお、民間金融機関の融資部分に対しては、株式会社日本貿易保険による保険が付される。
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