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ベトナムのフック首相は、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染が発生している地域からの入国者にたいして、強制的な検疫を行う方針であることを発表した。

27日に首都ハノイで開催された新型コロナウイルスに関する流行予防と管理に関する会議において、フック首相は検疫を強化するよう強く述べた。

ベトナムにおける現状の検疫は、すべての外国からの渡航者に対して、空港で発熱・咳・呼吸困難の症状が確認された場合には帰国するよう勧告しており、この勧告に従わず入国を希望する場合は医療機関で強制的に隔離している。また、宿泊施設では宿泊者に対する検温が行われ、発熱が確認された場合には病院に行くことを要求される。また、コロナウイルス発生国である韓国・日本・イタリア・イランなどに対しては、現在のベトナムが実施している感染地域からの入国者に対する一時的な入国禁止措置などを通知している。

現状では、日本人が入国制限措置などの対象になっていないが、一部のメディアから日本人の入国が禁止されたとの誤報が流れている。27日午前の状況では、ベトナム国内の旅行会社にたいして、日本向けのインバウンドツアーの中止を行うように要請したのみとなっている。

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