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千葉県の総合企画部国際課は、令和2年度千葉県内留学生数を調査した。その結果、県内留学生数の総数は11,721人となり、令和元年度卒業生の進路状況では約8割が国内で就職もしくは進学した者となり、日本への定住が進んでいることが明らかになった。

千葉県では、国際化施策の基礎資料とするため、千葉県内の大学等に在籍する外国人留学生数を調査した。この調査の基準日は令和2年5月1日となり、調査対象となる学校は176校となり、この学校は千葉県内にキャンパスを有する大学・大学院、短期大学、高等専門学校、専修学校となり、回答学校数は175校(回答率:99.43%)となる。

この調査が行われた結果、県内留学生数の総数は、前年と比較して1,714人が減少し、合計で11,721人となった。学校種別の内訳は、大学・短期大学・高等専門学校が5,712人(前年比▲696人)、専修学校が4,019人(前年比+259人)、日本語教育機関が1,990人(前年比▲1,277人)となった。一番減少したのは、日本語教育機関となる。

国・地域別では、中国が4,170人、ベトナムが4,090人、ネパール1,073人、スリランカ518人、韓国480人、モンゴル243人、バングラディシュ158人、台湾149人、ミャンマー126人、インドネシア99人、フィリピン97人、となる。

居住地別留学生数では、千葉県内の市町村においては、千葉市2,603人、松戸市1,524人、船橋市1,523人、柏市759人、市川市536人、成田市427人、東金市421人、習志野市278人、浦安市226人、八千代市197人、となる。

令和元年度卒業生の進路状況は、千葉県内で就職したのが473人(9%)、国内で就職したのが977人(20%)、国内で進学が2,080人(43%)、国内その他(就職活動中を含む)が381人(7%)、母国で就職が174人、母国で進学が9人、母国(進路未定・不明等)が577人、その他の地域で就職が7人、その他の地域で進学が11人、その他の地域(進路未定・不明等)が27人、不明が121人、となった。国内で就職もしくは進学した者は、合計で8割となっている。

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