ベトナムはミャンマーと軍事交流、南シナ海で中国との衝突を睨み

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ベトナム政府は、ベトナムのゴー・スアン・リック(Ngo Xuan Lich) 国防省長官が、ミャンマーのミン・アウン・フライン(Min Aung Hlaing) 国軍最高司令官のベトナム訪問を歓迎するためのレセプションを開催した事を発表した。

実施された歓迎レセプションでは、両者はベトナムとミャンマー間における防衛協力を強化していく事に合意し、今後はより実用的な協力関係を構築していく事で合意した。今後は両国における政治・経済・防衛等の状況を相互に共有していく事にも合意した。また、人身売買・不法移民・軍事研修等に関しての議論も実施された。

ベトナム政府は、今回の軍事交流を通じて両国の軍事関係が強化されたとしている。両国間の軍事関係は、この10年間に共同軍事訓練を実施してきた事により、現在は一段の高まりをみせているとしている。

ベトナム政府は南シナ海の領有権問題で中国政府と争っているため、近隣諸国との軍事関係を強化している。ベトナム政府と国境を接するラオス政府とカンボジア政府は、中国寄りの姿勢を見せている事もあり、その背面に位置するタイ政府とミャンマー政府との関係強化を図っている。