ベトナム国家主席がブルネイとシンガポール訪問、南シナ海での協力取付へ

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ベトナム政府は、ベトナムにおける実質的なNO.2であるチャン・ダイ・クアン国家主席が、ブルネイとシンガポールに8月28日から30日の予定で訪問する事を発表した。

ベトナム政府の発表によると、ブルネイに訪問するクアン国家主席はブルネイ政府高官との会談を実施し、両国間の貿易関係を促進するための話し合いを実施する。ベトナムはブルネイに対して主に水産物と農作物を輸出しており、ブルネイはベトナムに対して原油と奨学金などを提供している。これらの関係を更に発展させるために、漁業・教育・不動産などの分野における協力を模索していく。

シンガポールではトニー・タン・ケン・ヤム大統領などの政府高官との会談を予定している。ベトナムに対するシンガポールへの投資は、日本・韓国・中国に次いで多いため、この投資を更に促進させるための方策について話し合いが行われる。シンガポールには天然資源が無いが、ベトナムには豊富な天然資源が埋蔵されているため、これらの活用方法についても話し合いが行われる。

現地メディアの報道によると、クアン国家主席が両国に訪問した際には、ベトナム政府が中国政府と争っている南シナ海問題に関しても話し合いが行われる予定である。シンガポール政府は、南シナ海問題は仲裁裁判所の判決に従うべきとの見解を述べているため、クアン国家主席はこの方針を再度確認し、引き続き協力を求めていくとみられている。ブルネイ政府は、南シナ海問題に関しては中立の立場を崩していない。そのためクアン国家主席は、仲裁裁判所の判決を尊重するように訴え、ベトナム政府の立場を支持するように要請するとみられている。