JBICは大野精工のベトナム進出を支援

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日本政府が全額出資し国際金融に特化した政策金融機関である株式会社国際協力銀行(JBIC)は、自動車部品の製造・販売を行う大野精工のベトナム進出を支援するために、民間金融機関との協調融資を行う事を発表した。

大野精工株式会社は、自動車デバイス用精密部品加工や超鏡面仕上加工などを行う事業者であり、デンソー・トヨタ系などとの取引を行っている。この会社ではベトナムとの関係が強く、2009年にベトナム人研修生を受入れ開始した後に、2013年からはベトナムの自社工場(ホーチミン市郊外ロンハウ工業団地内)での生産開始を行っている。

JBICでは大野精工のベトナム進出を高く評価したため、更なる発展のための融資を実施する事を決定した。融資される資金は、大野精工のベトナム現地法人「OHNOSEIKO VIETNAM CO., LTD.」が実施する自動車デバイス用精密部品の加工及び治具の製造事業に必要な設備を、三井住友トラスト・パナソニックファイナンス株式会社のシンガポール共和国法人「Sumitomo Mitsui Trust Leasing (Singapore) Pte.Ltd.」からファイナンス・リースで調達する際に必要な資金に充てられる。