ベトナムのNO.2となる新国家主席が選出
このページの所要時間: 約 1分5秒
ベトナム政府は、ベトナムの実質的なNO.2となる国家主席にチャン・ダイ・クアン公安相を選出した事を正式に発表した。
ベトナムでは今年の1月に、5年に1度開催する党選挙・党大会を実施しており、この党選挙において当時のチュオン・タン・サン国家主席(Truong Tan Sang)の後任としてチャン・ダイ・クアン公安相(Tran Dai Quang)が就任することが内定していた。また、ベトナム政府の実質的なNo.3となる首相には、現在のグエン・タン・ズン首相の後任にグエン・スアン・フック副首相が昇格することが内定している。
4月2日に開催されたベトナム国会において、このチャン・ダイ・クアン公安相の昇格が正式に発表された。国家主席はベトナム人民軍の総司令官を兼ねていることから、チャン公安相は軍事面での実権を握ることとなる。経済面での実権はNo.3となる首相が握っている。また、最高責任者となる書記長には、グエン・フー・チョン書記長が再任している事から、ベトナム政府の基本方針に大きな変更は無い見込みである。
チャン・ダイ・クアン国家主席は、4月2日に実施された宣誓スピーチで「私は国家と国民と憲法に忠実に従い、国家と国民のために尽くすことを表明します。」と意気込みを述べた。