韓国はベトナムの不発弾除去を支援

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ベトナム政府は、ベトナムにある不発弾や地雷などの除去を韓国政府からの援助を受けて共同で実施しているが、この作業が順調に進んでいることもあり協定を正式に締結し、除去を更に進める方針であることをベトナム政府は発表した。

ベトナム政府の発表によると、ベトナムはアメリカ軍による大規模な空爆を受けた事などにより、世界においてもっとも不発弾が埋蔵されている国である。この不発弾は特に農村部の発展に悪影響を与えており、農村部の住民の安全を確保させるためにも不発弾の除去は喫緊の課題となっている。この40年の間における不発弾による犠牲者は、4万2千人の死者、6万2千人の負傷者が発生していたという統計もあり、特に多数の子供達が犠牲になっていた。

そのためベトナム政府は独自に不発弾の除去を進めていたが、地方の農村においては十分な予算が無い等の理由により除去が進んでいなかったため、近年では韓国政府からの支援を受けて進めていた。これらの支援を受けての不発弾除去が順調に進んでいるため、この除去を加速させることを目的として、ベトナム政府は韓国政府と正式な協定を締結する方針となった。