ベトナム政府は信仰の自由が保障されていることを表明

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ベトナム政府は、アメリカ政府の出版物にベトナムでは信仰の自由が無い旨の記載がされていた事に対して、この記載は事実では無くベトナム国内においては政府は市民の信仰の自由が保障されていることを発表した。

この発表によると、アメリカ政府が出版したものは残念ながらベトナムに対する誤った情報を記載しており、海外からのベトナムへの誤解を正すために今回の発表を行うこととなった。ベトナム政府は、政府機関・民間機関のいずれにおいても信仰する宗教の違いによる差別を禁止しており、これは法律によっても明確に禁止している。国民の生活を脅かす疑いがある宗教などに関しては、一部の制限をかけている場合もあるが、基本的には信仰の自由はある。また、ベトナム政府としては、市民が多様な宗教を信仰することにより、生活の質が改善すると考えており、今後も今以上の制限を実施する予定はない。

ベトナムでは国民の8割以上が仏教を信仰しているが、キリスト教、ヒンズー教などを信仰する国民も存在する。ベトナムの政治体制は、ベトナム共産党による一党独裁であるため、政府の方針に反する政治活動および言論の自由は制限されているが、信仰の自由は保障されている状況である。