ベトナムに神奈川県の黒岩知事が訪問-日本の投資継続を要望
このページの所要時間: 約 1分20秒
神奈川県の黒岩祐治知事は、10月16日から20日の日程でベトナムおよびオーストラリアへ訪問しており、16日にはベトナムのチュオン・タン・サン国家主席と会談を実施したことを、神奈川県およびベトナム政府は発表した。
黒岩知事は、訪問初日の16日には神奈川県が設置した「神奈川インダストリアルパーク」に訪れた。このパークは、神奈川県内中小企業のベトナムにおける生産拠点設置を支援するため、神奈川県が設置したパークである。黒岩知事は、このパークへの入居企業第1号であり海外初進出の株式会社多摩川電子ベトナムに訪問し、代表から「県からのサポートを得て、安心して操業を開始することができている。」という意見を聞いた。この訪問後には、ハノイ市で神奈川の魅力をアピールするための「神奈川経済セミナー」を実施しビジネス交流会などを実施した。
セミナー後に、黒岩知事はサン国家主席とミン副首相とそれぞれ会談を実施した。ベトナム政府側も黒岩知事の訪問を受けて、訪問を歓迎する旨の声明を発表している。この声明によると、ベトナム政府は今回の訪問を歓迎するとともに、日本政府が今後もベトナム工業の近代化を推し進めるための投資を継続して実施していくことを希望し、日本を含む海外から投資を容易に行えるように条件を改善していく方針であることを発表している。
神奈川県は、今回の訪問により今までに築いたベトナムとの太いパイプをさらに強いものにすることができたと感じており、今後も神奈川県とベトナムとの交流をますます広げていく方針であることを表明している。