ベトナムの元外務省勤務の記者が中国女性スパイへの情報提供により有罪

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ベトナムの首都ハノイの裁判所は、ベトナム外務省の元職員である新聞記者の男性が、中国の諜報機関に所属する女性スパイへ機密情報を提供したとして、禁錮6年の有罪判決を下したことを発表した。

今回の裁判では、元職員側は、提供した情報は既に公開されている情報であり国家機密に該当するものではないと主張していた。検察官側は、提供した情報は機密情報であり、ベトナムの政治政策および経済政策だけでなく、政府高官に関する詳細な情報も提供していたと主張していた。裁判所は両者の主張を確認した結果、検察官側の主張を認め元職員に有罪判決を行うことなった。裁判所が特に問題視されている点として、中国政府とベトナム政府が南シナ海の領有権問題で争っているにも関わらず、南シナ海で中国が石油採掘を強行した際に発生した反中デモに関するベトナム政府内でのデモに対する対策方針などを提供し、国益を損ねている点を問題視した。

元職員の弁護人は地元メディアへの取材に応える形で、今回の判決は証拠が十分ではないため実刑判決は正当では無いと主張している。