ベトナムは韓国と共同でベトナム戦争で汚染された土壌の改善に取り組む

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ベトナムでは、ベトナム戦争でアメリカ軍が枯葉剤を約8000万リットル散布したことにより、この枯葉剤に含まれているダイオキシンなどの有害物質の影響を受けて現地の人々は健康被害を受け、奇形児の出産が増加するなどの被害を受けていた。この枯葉剤の影響を受けている地域はまだ存在しており、これらの問題を解決するためベトナム政府は、韓国政府と共同でベトナム戦争で汚染された土壌の改善に取り組んでいることを発表した。

韓国と実施された会合では、両者は共同でダイオキシンなどの有害化学物質を微生物を利用して土壌改善を行う研究を実施しているため、この最新の研究成果を共有した。会合の後に、韓国の代表団は更なる研究を実施するために、現地の土壌のサンプルを持ち帰った。これらの土壌改良を行い地域の生活環境を改善する試みは、2年前からベトナム政府と韓国政府は共同で実施している。

ベトナム政府は、今後も汚染された土壌を改良し、農業・住居などに利用出来るように研究および除染を積極的に進める方針であることを表明している。