JICAはベトナムの自然資源管理を支援

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ベトナムでは豊富な自然資源に恵まれており、この資源を観光資源や農産業に利用することにより経済発展に貢献している。しかしながら、一部の農村などにおいては、適切な自然資源管理が実施されていないため、森林が減少し生態系が乱れるなどの被害が発生している。そのためベトナム政府は、これらの対策を日本の独立行政法人の国際協力機構(JICA)からの支援を受けて実施することを発表した。

支援プロジェクトの対象地域は、ディエンビエン(Dien Bien)、ライチャウ(Lai Chau)、ソンラ(Son La)、ホアビン(Hoa Binh)、およびラムドン(Lam Dong)の中央高地州の北方四県が対象となる。支援内容は「持続可能な森林管理」「炭素貯蔵の強化」「生物多様性の保護」「自然資源管理の必要な知識などの情報共有」「政策支援」などに関する支援が実施される。

ベトナム政府は、これらの支援を受けて農村部や山間部における森林の質の改善を目指すとともに、これらの地域における貧困削減を行うことを表明している。