ベトナムは韓国から交通インフラ整備支援を受ける

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ベトナム政府は、6月19日にハノイで韓国の企画財政部(Ministry of Strategy and Finance:MOSF)の副大臣と会談を実施し、今後は二国間の関係を強化するとともに、韓国政府からベトナム政府へ鉄道インフラや都市交通インフラなどへの金融支援を行う方針であることを発表した。

この発表によると、金融支援の方法および詳細に関しては今後調整して決定するが、現時点での投資予定額は120億米ドルの見込みである。韓国の副大臣は、ベトナムの近年の社会経済の発展を評価しており、特にインフレを抑制しながら、高い経済成長率を維持している点を評価している。また、今後は韓国の銀行がベトナムへ進出する際には、ベトナム政府からの支援を受けれるよう要請した。

ベトナム政府は2020年までの社会経済発展計画において、都市部における交通インフラの整備を優先事項としていることもあり、今回の韓国からの支援を受けることとなった。また、6月9日に開催した韓国政府との協議においても、韓国政府からトナム政府へ交通インフラ整備に関する技術移転を行う事に合意しており、今後も韓国政府から同様の支援が実施される見込みである。