日本はベトナムと農業などの科学技術の情報交流を深める

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日本政府はベトナム政府と2006年8月に締結した「日・ベトナム科学技術協力協定」に従い、技術情報の交換および各分野における専門家の交流を実施している。この活動の一環として、3月29日にベトナムのハノイで「第4回日・ベトナム科学技術協力合同委員会」を開催したことを、ベトナム政府および日本の外務省は発表した。

今回の合同委員会では、日本側からは外務省・農林水産省・内閣府・文部科学省などのその他関係機関の代表者が出席し、ベトナム側からは科学技術省副大臣およびその他関係機関の代表者が出席した。今回の会合では、双方から最近の科学技術政策について紹介し、特にエコロジー技術、気候変動対策、水資源管理、ハイテク農業に関する事を中心として話し合われた。また、両国間で協力している農業技術や環境保全などの科学技術分野における協力の現状の確認および今後の方向性について活発な意見交換を実施した。
この会合に参加したベトナムのチャン・ゴック・カイン科学技術省副大臣は、この二国間における技術協力の枠組みはとても素晴らしく今後も「持続可能な開発のための科学技術研究におけるパートナーシップ」の枠組みを継続していきたいとの見解を述べている。

次回の第5回合同委員会は日本において開催する予定である。なお、第一回は2007年3月に東京で、第二回は2009年6月にハノイで、第三回は2011年に東京で開催されていた。