イオンはベトナム進出において現地企業と業務提携を実施
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イオン株式会社は、ベトナムでスーパーマーケットを展開するフィビマート(FIVIMART)とシティマート(CITIMART)の2社と資本・業務提携することで合意したことを1月27日に発表した。
フィビマートは首都のハノイなどで20店舗を運営しており、経営方針として地域密着経営を揚げており、生鮮食品や加工品などにおいては、地域のニーズに即した品ぞろえを実施している。また、炒め物や煮物といった献立に合わせたセット食品の提案などの企画力を強みとしている。
シティマートは南部のホーチミンなどで27店舗を運営しており、生鮮食品の鮮度の良さや、量り売りやカットフルーツの充実などのきめ細かい品ぞろえに強みがある。
イオンからこの2社へは、安心と安全を担保するための品質管理・物流・人材育成・IT技術などの様々なノウハウを提供する予定。この2社からイオンへは、ベトナムにおける顧客ニーズや現地における商品調達ノウハウを提供する予定。3社共同で「トップバリュ」の開発および販売も実施する。
イオンの東南アジア進出の基本方針として、これまではマレーシアを中心に進出を進めていたが、ベトナムをASEANにおける次の重要市場と位置付けている。ベトナムには2014年1月にショッピングモールを出店しており、今年はハノイに3店舗目の開業を予定していることからも、今後はベトナムにおける出店が加速する見込みである。