ベトナムで2015年から代理出産許可などの法令が施行される
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ベトナムでは2015年を迎えて1月1日から「人道目的による代理出産」「健康保険の適用範囲拡大」「一部業種による法人税の免除」などの新しい13つの法令が施行されたことをベトナム政府は発表した。施行が開始された主要な法令を以下に挙げる。
【代理出産の許可】
代理出産は2003年に禁止されていた。今回の改正で正式に許可されたが、厳しい制約が課せられている。許可される場合は、第一に人道目的のみと限定されており、代理母は依頼者の親族のみ、依頼しした夫婦は必ず生まれてきた子供の親と認定されるなどの制約が課せられている。
【健康保険の適用範囲拡大】
国家予算で運営している無料の健康保険の適用範囲を、離島などの恵まれない地域に在住している人に適用する。
【法人税の免除】
一部企業の法人税の免除を実施する。対象となる企業は、離島などの恵まれない地域において農業や水産養殖活動に関わる企業となる。この免除により、貧困対策および輸出産業(漁業・農業)の強化を行う狙いがあるとみられている。
【植物防疫検疫の改定】
ベトナム固有の生物・植物を保護するため植物防疫検疫を改定することにより、ベトナムに有害な植物・生物などの輸入を禁止する。この改定は国際植物防疫条約などを参考に改定している。