世界銀行はベトナムのエネルギー不足対策の支援を行う
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ベトナムでは製造産業の発展とともに慢性的な電力不足に悩まされており、長期的な施策としてアメリカから原子力発電技術の導入を進める等の施策を実施しているが、直近での施策が不足している状況である。そのため、世界銀行はベトナムのエネルギー不足の対策支援の一環として、エネルギー効率を向上させるために500百万米ドルの融資を行うことを11月12日に発表した。
今回の融資では、スマートグリッド技術を活用して電力供給の品質改善および信頼性の向上を図るための電力線の整備に使用される。対象となる地域はハノイ、ホーチミンなどの経済発展に重要な地域となる。今回の融資で整備されるエリアは、2020年までに目標としているエリアの15%程度となる見込みである。
世界銀行のベトナム担当者によると、ベトナムでエネルギー効率を改善することは温室効果ガスの排出量削減にも繋がり、世界全体での温暖化対策にも貢献出来るため、非常な有意義な支援になる見込みであるとの見解を示している。