国際協力銀が日本のプラスチック機械部品製造企業のベトナム展開支援

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株式会社国際協力銀行(JBIC)は、プラスチック製機械部品の製造・販売事業を手掛ける株式会社新井製作所のベトナム展開を金融面から支援するため、株式会社滋賀銀行との協調融資を実施することを発表した。

新井製作所は1969年に設立された中小企業であり、主に家電等に用いるプラスチック製部品の製造・販売を手掛けている。この新井製作所では、東南アジア市場における需要増に対応するため、2011年に初の海外生産拠点となる「ARAI VIETNAM CO., LTD(AVC)」をベトナムに設立していた。

この新井製作所では、このベトナム拠点の生産設備の増設を通じて、製造コストの低減と販売拡大を企図していた。JBICは、中堅・中小企業の海外事業展開を支援する取り組みの一つとして、この新井製作所のベトナムにおける事業展開を支援することを決定した。今回実施される融資は、滋賀銀行との協調融資により行われ、JBIC分の融資は7千万円を限度とする貸付契約となる。融資される資金は、AVCがベトナムのハナム省で行うプラスチック製機械部品の製造・販売事業に使用される。