ベトナムとサイバーセキュリティ・スマートシティ等で協議

このページの所要時間: 128

日本の総務省は「第2回日ベトナムICT共同作業部会」を12月17日に総務省で開催した事を発表した。

日本の総務省とベトナムの情報通信省の間では、平成29年3月に両省の協力関係をさらに発展させて協力事項等に関して議論する作業部会『日ベトナムICT共同作業部会』を立ち上げる事に合意しており、平成30年1月にハノイで第1回会合を開催していた。今回は、この枠組みに基づく2回目の会合が開催される事となった。

今回の会合参加した者は、日本側からは国際戦略局次長・国際協力課長・国際展開支援室長等、ベトナム側からはグエン情報通信省国際協力局長等となる。会合では「サイバーセキュリティ」「電波監視」「スマートシティ」「5G/NGN/IoT等」に関して協議が行われた。

「サイバーセキュリティ」に関しては、この分野の技術協力プロジェクトや日ASEAN サイバーセキュリティ能力構築センター等を通じた、サイバーセキュリティ分野の人材育成に係る両国間の協力関係を強化し、今後もサイバーセキュリティ分野の情報交換を進めることを確認した。

「電波監視」に関しては、ベトナムとの協力可能性に関して今後も両国間で議論を続けることを確認した。

「スマートシティ」に関しては、日本におけるこの分野の取組を紹介するとともに、ベトナムにおけるスマートシティ構築に関する評価指標策定に関して、ダラット市における実証を実施することで合意し、次年度以降も日本から引き続き協力を行うことで合意した。

「5G/NGN/IoT等」に関しては、IoT政策や5G等の先進的技術導入のための取組について意見交換を行い、今後の両国間の協力可能性について今後も議論を続けることに合意した。