JBICが日系ニット製衣料の製造企業のベトナム進出を支援
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日本の政策金融機関の一つである株式会社国際協力銀行(JBIC)は、ベトナムで日本企業である株式会社アタゴが実施するニット製衣料の製造・販売事業を支援するため、福井銀行との協調融資を実施する事を発表した。
株式会社アタゴは、ニット製衣料の製造・販売事業を行う1927年創業の中小企業であり、1996年に中国へ進出し海外事業展開を進めていた。アタゴでは、海外における更なる生産能力の拡大と製造コストの低減を企図して、ベトナム法人である「Atago Garment Vietnam Co., Ltd.(AGV)」を設立するとともに、有名スポーツブランド向けにニット製衣料の製造・販売事業の更なる事業拡大を狙っている。
JBICは、このアタゴの計画が日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するものと判断したことから、福井銀行との協調融資を実施する事を決定した。JBIC単体での融資は345百万円となり、協調融資総額は495百万円となる。融資される資金は、AGVの製造拠点の新設費用等に使用される。
JBICは、今後も日本の公的金融機関として、ベトナム等の成長市場における日本企業の海外事業展開を金融面から支援していく方針である。