自衛隊が南スーダン派遣のベトナム軍にPKO分野の能力構築支援
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日本の防衛省・自衛隊は、ベトナム人民軍に対してPKO分野の能力構築支援事業をベトナムの首都ハノイで8月21日から23日にかけて実施する事を発表した。
スーダン共和国から2011年7月に独立した南スーダン共和国には、国連安保理決議が採択されたことにともない、国際連合平和維持活動 (PKO) のひとつとして「国際連合南スーダン派遣団(UMMISS)」が設立された。日本政府も南スーダンに部隊を派遣して、道路補修・用地造成・側溝整備・施設の構築等の活動を実施していた。
今回はベトナム人民軍がUNMISSに派遣される事に伴い、派遣予定の幹部要員に対して日本の陸上自衛隊のUNMISS派遣施設隊の経験と教訓をセミナー形式で共有する事等を目的とした能力構築支援事業が実施される事となった。支援が実施されるのは、ベトナム人民軍UNMISS工兵部隊派遣予定の隊長以下幹部要員20人となる。支援を実施するために、日本の防衛省・自衛隊から派遣される要員は、内局1人と陸上自衛官4人の合計5人となる。