神奈川県がベトナム語による労働相談窓口を開設

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神奈川県では、近年急激に増加しているベトナム人労働者を対象としたベトナム語相談窓口を9月13日から開設する事を発表した。

神奈川県内におけるベトナム人労働者人口は増加の一途をたどっており、特に技能実習生に関しては半数近くがベトナム人となっている。この増加は今後もしばらく続くものと予想されており、このベトナム籍の人々からの労働条件をめぐるトラブル等の相談に対応するため、労働者自身が母国語で相談できるようにベトナム語による労働相談窓口が設置される事となった。

新たに設置されるベトナム語労働相談窓口は、神奈川県内に在住または在勤のベトナム語を母国語とする労働者を対象とするものであり、通訳と専門相談員が電話または面談にて労働相談を実施して問題解決に向けた支援を行うものである。窓口の場所はかながわ労働センター本所となり、開いている時間は祝日と年末年始以外の毎月第2・第4木曜日の13時から16時までとなる。

神奈川県では、外国籍県民の方々からの労働条件をめぐるトラブル等の相談に対応するため、外国人労働相談事業の取り組みを進めている。現在では、かながわ労働センター本所でスペイン語・中国語、かながわ労働センター県央支所でポルトガル語・スペイン語による相談を実施している。