ベトナムで19の国家無形文化遺産が認定される
ベトナムではユネスコ(国際連合教育科学文化機関)により「フエの建造物群」「ホイアンの古い町並み」「ミーソン聖域」などの世界遺産が認定されている。ユネスコは、有形の文化財に対しては世界遺産を認定しており、無形の文化(民族習慣・祭り・文字・伝統など)に対しては無形文化遺産を認定している。
ユネスコの認定の無形文化遺産に対して、それぞれの国は自国内で認定している国家無形文化遺産(※名称は各国により異なる)が存在している。この国家無形文化遺産にベトナム政府は、新たに19つの認定をしたことを9月10日に発表した。
ベトナム政府の国家無形文化遺産の選出基準としては民俗芸術、伝統的な職人技、伝統的な祭りや民俗知識などの文化のソフト面に重点を置いて認定している。
今回新たに認定した19の国家無形文化遺産は以下である。
1.バク菅省のテイ民族の古代ベトナム語文字
2.バク菅省のテイ民族の民俗芸術の歌
3.ハットボイ・ビンディン省の伝統的なオペラ
4.ビンディン省の白チェ
5.カオバン省のテイ民族の習慣
6.ダナン市のマーブルマウンテンの石彫刻芸術
7.ハザン省のジアイ民族の旧正月祭
8.ハザン省のドン・ヴァン・カルスト高原の栽培技術
9.ハザン省のラ・チーのフェスティバル
10.ラオカイ省のテイ民族の綱引き
11.ラオカイ省のジアイ民族の綱引き
12.クアンナム省の歓迎のフェスティバル
13.クアンナム省のコトゥ民族のブロケード織り
14.クアンナム省のコトゥ民族のダンス
15.クアンナム省のケイノイ植栽
16.ソックチャン省のクメール民族によって作成されたミュージカル
17.タイグエン省のダオ民族のキャップサック
18.タイグエン省のサンチャイ民族のダンス
19.チャビン省のクメール民族のオムボク祭り