ベトナムの日越大学が初の卒業式、卒業生は日本企業等に就職

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日本政府とベトナム政府と国際協力機構(JICA)等が協力して2016年9月に開学された日越大学が、初めてとなる卒業式を21日に実施した。

卒業式には、来賓として日本ベトナム友好議員連盟特別顧問であり日越大学理事でもある武部勤氏、在ベトナム日本大使館の梅田大使、早稲田大学参与であり日越大学副理事長でもある内田勝一氏等の多くの日越の大学関係者等が参加した。学長は祝辞で「日越大学は日本とベトナムの友好関係のシンボルであり、卒業生はその象徴として卒業後も日本とベトナム双方の文化的価値と精神を体現する模範となって下さい」との旨の激励を行った。

第1期生として卒業するのは、地域研究・公共政策・企業管理・環境工学・ナノテク・社会基盤の6つのプログラムを修了した修士課程の56人となる。これらの学生は、日本企業の本社への採用が内定している学生や、日本の大学の博士課程への留学が決定している学生や、ベトナム国内の日系企業に就職した学生が多くいる。今後は、日越関係の架け橋として、産業界・学術界で活躍することが大いに期待されている。