ベトナムのホーチミン交通大学で物流集中講義

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日本の国土交通省は、物流人材の育成を通じたアセアン地域とベトナムの経済成長を支援するために、ホーチミン交通大学の学生に対して「第4回 物流集中講義」を7月16日から27日にかけて開講する事を発表した。

ASEAN地域では、経済発展に伴って物流需要が拡大しており、物流分野における人材の育成と確保が課題となっていた。また、この地域に進出している日本の物流事業者においても優秀な現地人材の確保が重要な経営上の課題となっていた。そのため日本政府では、ベトナムにおける優秀な物流人材の輩出を目的として、2014年より公益財団法人SGH財団の協力のもとで、ホーチミン交通大学で物流を専攻する学生を対象として「物流集中講義」を実施していた。今年も例年と同様に、講義が開催される事となった。

今回の物流集中講義は、ホーチミン交通大学にて物流を専攻する3年生の約138人を対象として、『講義』『演習』『スタディーツアー』が実施される。『講義』では物流概論として「日本の3PL、通販物流、コールドチェーン物流」、物流オペレーションとして「人員・顧客管理、5S、業務改善に関する物流実務」等の講義が実施される。『演習』では、講義内容に基づくケーススタディとミニテストが実施される。『スタディーツアー』では、SG佐川ベトナム物流倉庫の現場視察等が実施される。