PKO・能力構築支援等で防衛交流を進展、日越防衛相会談

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日本の防衛省は、小野寺防衛大臣とベトナムのゴー・スアン・リック国防大臣が「日越防衛相会談」を実施した事を6月2日に実施した事を発表した。

小野寺防衛大臣は、第17回IISSアジア安全保障会議出席のためシンガポールに訪問しており、この機会をいかしてベトナムのゴー・スアン・リック国防大臣との間で日越防衛相会談が開催された。

日越防衛相会談では、小野寺大臣から冒頭に、日本とベトナムの協力関係は安全保障分野に止まらず進展しているとの旨が述べられた。リック大臣からは、ベトナムと日本の協力関係は、ハイレベル交流含めて進展しており、4月に署名した「防衛関係に関する共同ビジョン」に基づいて両国の防衛協力・交流を更に進展させたいとの旨が述べられた。

両国間の防衛協力・交流に関しては、両大臣は、日ベトナム防衛協力が軍種間交流を中心として進展していることを高く評価し、PKOや能力構築支援等の具体的な分野で防衛交流・協力を進めていくことで合意した。

南シナ海情勢に関しては、小野寺大臣から力による現状の変更は認められないとの旨が述べられた。リック大臣からは、小野寺大臣の認識を共有する旨が述べられた。