ベトナムはTPP11に対する日本の貢献を評価

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中根一幸外務副大臣はベトナムに訪問し、ベトナム政府高官との間で会談等を実施した。

中根外務副大臣は4月9日から13日までの日程でベトナム・インド・シンガポールに訪問中であり、ベトナムではブイ・タイン・ソン筆頭外務次官、レー・クアン・マイン計画投資副大臣との会談や、ヴォー・ヴァン・トゥオン共産党中央宣教委員長主催昼食会に参加した。

中根副大臣はこれらのベトナム政府高官に対して、日越外交関係樹立45周年の今年に広範な戦略的パートナーシップを一層強化し、国民間の相互信頼を強化し、日本とベトナム間の経済協力案件や投資案件を着実に進展させていきたい旨を述べた。ベトナム政府高官からは、中根副大臣の訪越を心から歓迎する旨が述べられたうえで、ベトナムと日本の関係は大変良好であり、今後も両国関係を発展させていきたい旨が述べられた。

地域・国際情勢に関しては、中根副大臣から、今年の夏からASEAN対日調整国となるベトナム等のASEAN諸国と緊密に意思疎通しながら自由で開かれたインド太平洋戦略のもとでの協力の具体化を進めたいとの旨が述べられた。ベトナム側からは、TPP11に対する日本の貢献を高く評価しつつ、自由で開かれた国際秩序・経済秩序に向けて連携したいとの旨が述べられた。