日本の鍼灸をベトナムで普及へ、国際セミナー開催
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ベトナムの首都ハノイで、鍼灸分野の国際セミナー「医療の向上に貢献する日本鍼灸」が1月18日に開催された。
この国際セミナーは、日越の鍼灸分野における第1回のセミナーとなるものであり、日本鍼灸師会がベトナム保健省伝統医学局からの要望に応じる形で、ベトナムで鍼灸治療を普及させるために実施していたプロジェクトの一環として実施された。
セミナーを主催したのは、公益社団法人日本鍼灸師会・公益財団法人国際医療技術財団・公益財団法人国際開発救援財団・ベトナム保健省伝統医学局・ベトナム国立鍼灸病院となる。また、後援として日本の外務省・厚生労働省・経済産業省も協力している。このセミナーは、日越外交関係樹立45周年記念事業としても認定されている。
セミナーには日本とベトナム全土から100人を超える鍼灸の関係者が参加した。セミナーでは、日本とベトナムのそれぞれの鍼灸の講演や日本鍼灸のデモンストレーションや鍼灸関係の製品展示などが行われた。また、国民の健康増進に寄与することを目指して、鍼灸の医療技術協力プロジェクトを双方が協力して実践する等を内容とする共同宣言が採択された。
なお、日本とベトナムの鍼灸分野における歴史的な初めての国際セミナーを記念して、在ベトナム日本大使館の梅田大使が日越の鍼灸関係者を招いたレセプションを開催している。